プログラマーでないとわからないXPが無くなった影響

長い間愛用してきた方も多かったWindows XPのサポートが先月で切れました。主にセキュリティ上の理由で、これまでWindows XPを使用していた場合はWindows 7や8、8.1に乗り換えざるを得ない状況になっています。

そのことは、いろいろなところで声高に訴えられてきましたので、知っている方も多いと思います。ところが、開発ツールへの影響については、プログラマーをはじめとしたソフトウェア技術者でないとわからないことがあります。

Microsoft Windowsのプログラムを製作するには、主にMicrosoft Visual Studioという開発ツールを使います。このVisual StudioにもOS同様いくつものバージョンがあります。

Windows XPが世の中に現れたころ、主流だったVisual Studioのバージョンは6.0でした。このバージョンは長い間使われただけにサービスパックも何度も提供され、.NET Frameworkが登場するまでの決定版ともいえる開発ツールでした。

.NET Frameworkに対応したVisual Studio.NETはWindows XPと同時期に発売になりましたが、.NET Framework自体のバージョンアップに伴い、Visual Studio.NET 2003、Visual Studio 2005と進化しました。

さて、ここで注目すべきなのは、Visual Studio .NET 2003以前のものはWindows XPまでしか対応していません。つまり、Windows Vista以降では、Visual Studio .NET 2003は使えないのです。

Windows XPが無くなったということは、同時にVisual Studio .NET 2003やそれ以前の開発ツールが使えなくなったことを意味しています。それらの古い開発ツールで製作されていたプログラムは、何らかの形で新しい環境に移植する必要が出てきます。

なかなかわかりにくいことではありますが、Windows XPが無くなったことで、OSだけを新しいものに置き換えれば済むというわけにはいかないことが多々あるのです。

このようなケースでは、場合によって作り直しも含めて結構なコストがかかります。弊社では、お客様の状況とご予算に応じて、適切なご提案をさせていただきます。

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